撮影機材
・片足を欠損したコウノトリを保護したい。
・「コウノトリの郷公園」に報告する。
・片足が無いように見えた理由が分かる。
ドライブ中,電柱の上に大きな鳥の姿が! コウノトリです。車なら近づいても逃げません。ほぼ真下から,アップでその姿を撮りながらびっくり。 何と,右足が根本から欠損しています! 1本足で,器用に金具に掴まっていたのです。 2本足なら何の問題もないのですが。この個体は片足に全体重が載っているので,いつまでも保たないでしょう。エサを捕るのもままならないでしょう。 以前,『コウノトリの郷公園』で,足を半分ほど欠損したコウノトリに義足を装着するプロジェクトを,Youtubeで見たことがあります。 足の欠損には,悲しいかな人間の営みが関わっていて,獣害防止用のネットなどに体が絡まる事故によるものだそうです。とはいえ,農家にも事情がありますから,致し方ない部分もあります。 偶然遭遇した片足コウノトリを保護してもらえるかもしれないと,『コウノトリの郷公園』に画像を送って相談してみました。 すると,以下のような,目から鱗の驚きのお返事をいただきました。 「お写真を拝見しました。コウノトリは休息中などに片足を折り曲げて立つことがあります。」 <それは知ってますけど・・・> 「心配いりません。片足はたたんでいる状態です。ちゃんと両足ありますよ!」 <いやいや全く見えていませんから・・・> 「右足は折り曲げて立ち、曲げた部分は羽毛に隠れてしまって、右足の足先が少し見えている状態です。」 <え!そ,そうなの?・・・> 「獣医師もお写真を確認いたしましたが、そのように言っておりました。ご安心ください。」 そう言われて画像を見直すと,右足の先がチラッと見えているようです。確かに! やはり専門家は違うなと感銘を受けました。 道理で,弱っているように見えなかったわけです。安心したと同時に,「あんなに完璧に足が羽毛に隠れてしまうなんて信じがたい!」というのが本音です。イメージですが,羽毛の中で,このように足をたたんでいたと思われます。 以前,ペンギンの足は太短いと思い込んでいたのに,実際は,羽毛の中で膝を曲げていることを知ったとき以来の,驚き&安堵体験でした。
| 生物 | 生態 | 探究心 | 989 | 秋
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野原; |
難しい
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普通
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