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池干し(かいぼり)と鳥達(コウノトリ)の朝

  • 池干し(かいぼり)と鳥達(コウノトリ)の朝

材料

ビデオカメラ 双眼鏡

内容

・池干しと鳥達の生態との関連性を調べる。
・夜明け前後に,池干しが進む池を訪れて,鳥達の様子を観察する。
・池干しは,冬をむかえる鳥達に,豊富なエサを与えることになる。

詳細

10月下旬から,池干し(かいぼり)のために,池の水を抜き始めます。11月下旬になると,水位がかなり下がり,池底が露わになってきました。水が少なくなってくるので,生息していた小魚達は,狭い範囲に追いやられることになります。それを狙って,多くの鳥達が集まってきます。 日の出30分前。この池を塒にしているアオサギ,シラサギ,マガモなどの姿が見られます。サギの群れが飛来しました。この後,あちこちから多くの鳥達が集まってきます。 日の出20分前。コウノトリが次々と池に降り立っていきます。着くなりエサを盛んについばんでいます。池がずいぶんにぎやかになってきました。 池の水は,池の東側から流れ出ています。小魚等もそちらに集まるからでしょうか,鳥達も,池の東側半分に多く見られます。 コウノトリとカワウの動きが激しくなっています。その辺りには小魚の群れがいるようで,コウノトリ達が貪り食っています。 日の出の時刻になりました。アオサギやシラサギはなぜか,エサを捕食する姿がほとんど見られません。他の鳥達の朝食の様子を,静観しているかのようです。 コウノトリやカワウは,我が物顔で食べ続けています。鳥にも,エサを食べる優先順位があるのでしょうか。 よく見ると,コウノトリといえども,小魚を捕食するのに手こずっているようです。長い嘴が,却って使いづらいのでしょうか。小回りの効くカワウの方が,獲物をゲットできる確率が高そうです。 夜明けの前後の時間帯に,池干しが進むため池で人知れず,鳥達が冬に備えて栄養を蓄えている姿を見ることができて,心洗われるような気持ちになりました。

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
生物 生態 探究心 910 春夏秋冬
春夏秋冬
室内;
室内
普通
少し危険
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