ドーナツ型フェライト磁石,銅板,単1乾電池,単3電池,エナメル線,一穴穴開けパンチ,セロテープ,ビーズ
・スタンディングモーター(縦置き型簡易モーター)を作る。
・電池を電源・回転台とし,導線代わりに銅板を使う。
・構造が簡単なので,モーターの原理が理解しやすい。
No.444「スタンディングモーターを作ろう」のリニューアルタイプです。 単1乾電池を電源&回転台にします。まず、長い銅板(0.5㎜厚、11.5㎝×1㎝)を電池のマイナス極にセロテープで固定します。折り曲げてプラス極近くでもテープで固定します。短い銅板(4.5㎝×1㎝)をL字型に折り曲げ、プラス極の平面にテープで固定します。2枚の銅板の長さを切り揃えます。1穴穴あけパンチの奥まで、それぞれの銅板を差し込んで穴を開けます。これで,コイルの軸受け穴の高さが揃います。 コイル(回転子)は0.6㎜,35㎝のエナメル線を単3乾電池に5回巻いて作ります。回転子の軸の部分のエナメル皮膜を,カッターやクラフトナイフの刃で剥がします。紙やすりでは剥がし残すことがあり,導電不良になって回転しないので,刃で確実に剥がします。その際,片方は全部剥がしますが,もう片方は,軸受け穴に入れて静止したときの上半分を剥がします。こうすると,回転が止まった場合に通電しないので,電池の消耗や発熱を防げます。 プラス極にドーナツ型フェライト磁石をくっつけてからコイルを穴に通します。少し軸をつまんで回転を与えると,安定してよく回るモーターになります。回転子の軸にビーズをはめると,回転するコイルが片寄って止まってしまうことを防げます。 工夫として,コイルに檻&トラのシールを貼ります。高速回転すると残像現象でトラが檻に入ります。ポイントは銅板とプラ・マイ極の導電性,およびコイルのエナメル剥がしです。両方ともエナメルを全部剥がしても回ることがあります。これは,コイルのバランスが悪い場合,回転している際にコイルが跳ねることで,電流がたまたまON・OFFしているからです。 バランスの良いコイルを巻くことは小学生には難しい作業です。また,エナメル剥がし不足や導電不良で回転しにくい場合もあります。子どもに作らせるには,手をかけてあげる必要があります。 磁石のN・S極を反対にしてくっつけると,コイルも反対に回転します。このモーターで,電流と磁界と力の関係(フレミングの左手の法則)を考えることができます。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) スタンディングモーターを作ろう リニューアル・LED点滅式スタンディングモーター
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|---|---|---|---|---|
物理 | 電気,磁気 | 原理法則の理解 | 775 | 春夏秋冬
![]() ![]() ![]() ![]() |
室内;![]() |
普通
![]() ![]() ![]() |
普通
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |