・ダンゴムシ ・お菓子の空き箱などでつくった迷路
・ダンゴムシの習性を迷路を使って調べ、ダンゴムシの迷路遊びをする。
・ダンボールなどで小さな迷路を作り、ダンゴムシを入れる。
・ダンゴムシは、壁にぶつかると左右交互に曲がって進む習性を確かめることができる。
ダンゴムシは、人家周辺や公園など身近な場所の少し湿った土壌に住んでいる、エビやフナ虫に近い甲殻類の仲間です。落ち葉や枯れ草などを食べ、その生態から自然界の分解者と言われています。また、刺激を受けると腹面を内側に丸まりほぼ完全な球形になることから、子どものおもちゃとして、「まる虫」などと呼ばれ人気があります。
このダンゴムシを捕まえて、迷路遊びをしましょう。お菓子の空き箱などを利用して迷路を作り、ダンゴムシに、この迷路を通り抜けさせる実験を「迷路実験」と言います。なお、迷路は意図的にダンゴムシが脱出できるように設計しておきます。
ネズミなどでは反復学習させないと成功しません。しかし、ダンゴムシは進行中に壁にぶつかると左右交互に曲がって進む習性があるので、1回で迷路をスムーズに通りぬけることができます。成功率は70%程度です。この行動は「交替性転向反応」という本能行動の一つで、捕食者から逃れるためではないかと考えられています。
迷路上に餌を置いたり、迷路の一部の照明を変えたり、坂道を作ったり、道幅を変化させるなどして、交替性転向反応がどう変化するかを確かめてみましょう。
2013/02/09
伝承遊び | 刺激と反応 | 原理法則の理解 | 744 | 春夏
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やさしい
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