お札、ネオジム磁石
・ネオジム磁石でお札を動かす。
・お札を四つ折りにし、やじろべえの様に折り目に指をあて、ネオジム磁石を近づける。
・強い磁力によって、お札を動かすことができる。
日本のお札は1600年頃伊勢の商人の間で初めて使われ、当時から偽札防止の為に、透かしを取り入れたものが出回っていたと言われています。現在、作られているお札も様々な偽札防止の工夫がされています。その工夫の1つとして、磁性体を混ぜたインクの使用が挙げられます。偽札かどうか調べるために、自動販売機や銀行ATM等の紙幣識別機には、磁気センサーが組み込まれています。
お札のインクには微量の磁性体が含まれているので、普通の磁石ではくっつきません。しかし、磁力の強いネオジム磁石を使えば、誰でもお札の磁性を調べる事が出来ます。
まず、お札を四つ折りにして折り目を付けます。次に、やじろべえのように、お札の中心に出来た折り目に指をあてます。そして、ネオジム磁石をお札に近づけます。このとき、磁石とお札が触れないように近づけたり離したりすると、お札が回ります。回ることが確認できたら、それは本物のお札だと分かります。
※注意※ ネオジム磁石は強い磁力を持つので、クレジットカードやパソコン、携帯電話などに近づけると、情報が消えたり誤作動の原因になったりします。そのため、実験の際は、くれぐれもそうしたものをそばに置かないようにしましょう。
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