・ホウセンカなどの花や葉 ・食品用ラップ
・ホウセンカで爪を染める。
・ホウセンカなどのツリフネソウ科の花びらをつぶして爪の上に置き、食品用ラップで覆う。
・ホウセンカの実際の花の色や葉の色と爪が染まる色の違いに気付く。
ホウセンカはツリフネソウ科の園芸品種です。春先から夏場まで赤や白、ピンクなどの愛らしい花を咲かせます。実が熟すと、わずかに指で触れるだけで弾け、勢い良く種が飛び出すことで知られています。 ホウセンカの花びらを数枚つぶして爪の上に置き、食品用ラップでしっかり覆います。しばらく放置してからそっとラップごと外すと爪に薄く色がつきます。昔の子どもたちは、眠る前に爪染めをしたまま眠り、朝になって外すことで、少しでも濃く色を長持ちさせました。今は、色とりどりのネイルカラーがお店で買えますが、自然の植物で、やさしい色合いのネイルを楽しんでみましょう。 ホウセンカの花色は、白やピンク、オレンジ、赤など様々です。それぞれの色で爪の染まり方に違いがあるか確かめてみましょう。また、花だけでなく緑の葉でも染めてみましょう。 ホウセンカは「爪紅(つまくれない)」という別名を持ちますが、今で言うネイルカラーに用いたからです。一説には、平安時代からホウセンカの爪染めがあったとも言われますが、記録にあるのは室町時代の文献からです。ホウセンカを用いる以前は、自生するツリフネソウで爪を染めたそうです。ツリフネソウ科の植物なら、色合いや濃さに多少の違いはあっても、爪を染めることができます。 ツリフネソウは山に行かないと入手できません。ホウセンカも最近あまり見かけなくなりました。ホウセンカが手に入らないときは、同じツリフネソウ科のインパチェンスでも爪を染めることができます。染め方は同じですから、手に入るもので試してみましょう。 ところで、昔の人が爪を染めたのは、今のようなおしゃれのためでなく、魔除けや占いのような役割があったと言われています。 *インパチェンス ツリフネソウ科の園芸植物、アフリカホウセンカなどの別名があり、最近では、ホウセンカに代わる園芸植物として人気があります。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) 藍の不思議なしおりを作ろう 土で染めよう 藍の乾燥葉で染めてみよう
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伝承遊び | 環境 | 遊び心 | 722 | 春
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室内;![]() |
やさしい
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少ない
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