・クマゼミ
・クマゼミを、網を使わずに手づかみする。
・昼間に泣きやんでいるクマゼミを手づかみする。
・クマゼミの活動時間(鳴く)と活動休止時間(眠る)がわかる。
盛夏になると、桜の木などにはびっしりとクマゼミがはりついています。あまりの多さにゾクッとするほどです。そして、朝早くから耳をふさぎたくなるような大合唱が頭上から振り注いできます。
鳴いているのは雄ですが、この時間帯に手づかみしようとすると、オシッコを引っかけられ逃げられてしまいます。セミ採り名人の子ども達は、網の枠を木の丸みに合わせてそっと近づき、確実に捕獲します。でも、細い枝に留まっているセミを捕まえることは難しいでしょう。
正午頃になると、あれほどうるさかったクマゼミの大合唱がピタリと止みます。代わりにアブラゼミが鳴き出します。ここからが手づかみのチャンスタイムです。
鳴き止んでいるクマゼミにそっと触れてみましょう。「何するんだよ〜」とでも言いたげに、体を少し動かすだけで、逃げることはありません。すっかりお昼寝タイムになっているのです。ですから、簡単に手づかみすることができます。ただ、雄をつかむと目覚めて鳴き出します。そうすると、他のセミも目が覚めてしまうのでしょうか、手づかみの成功率が落ちてしまいます。
同じようにアブラゼミを手づかみしようとしても、なかなか成功しません。アブラゼミは、クマゼミほど鈍感ではないのかもしれません。
昨今、都会の送電線を木の枝と勘違いし、産卵管を差し込んで漏電などを引き起こしてしまう犯人のクマゼミですが、そんなとぼけた一面があるので憎めないですね。
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生物 | 動物 | 遊び心 | 699 | 夏
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少ない
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