タンポポ,竹ひご
・タンポポの水車をつくる。
・タンポポの花茎を短く切り、両端を割いて水につける。
・放射状に両端が広がり、中空に竹ひごを通すと、水車ができあがる。
タンポポは、土手やあぜ道だけでなく、土がほとんどない道路脇やコンクリートの隙間にさえ自生するキク科の多年草です。平安時代の本草和名には、タンポポの漢名の蒲公英に、タナ(多奈、太奈)やフチナ(布知奈)の和名をあてています。タナは田菜の意味です。タナがタンに転じて、それに花後の綿毛がほほける意味のホホを加えてタンポポになったとも言われています。
また、タンポポの花茎を短く切り、両端を割いて水につけると、放射状に両端が反り返ります。その形が鼓(つづみ)に似ていることから、タンポポを鼓草(ツヅミグサ)と言いました。柳田國男は、ツヅミグサから鼓を打つ音(タンポンポン)と結び付けて、タンポポの名が成立したと説明しています。
ここでは、ツヅミグサの由来になったタンポポの花茎の性質を利用して水車を作ってみましょう。まず、できるだけ太くてまっすぐ伸びたタンポポの花茎を摘んで、5cm程度の長さに切ります。次に、切り取った茎の両端を2つに割いて、それをさらに2〜3つに割きます。割いたものを5分ほど水につけておくと、両端がくるんと外に反り返って花のように見えます。
中空の花茎に竹ひごなどを通し、小川などの流水に入れてみると、まるで水車のようにくるくる回ります。水道の蛇口から出る水を上から反り返った端にかけても勢いよく回ります。切り取る茎の長さや、裂く幅・割く長さなどを変えて、回り方に違いがあるか試してみましょう。
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