ホトケノザ
・ホトケノザの蜜を味わう。
・春にホトケノザを探して、筒状の花をはずして吸ってみる。
・ホトケノザに甘い蜜があることがわかる。
ホトケノザは田やあぜ道、畑などに自生するシソ科の植物で、愛らしいピンクの花を咲かせます。ホトケノザの花には、ガイドライン(濃いピンク色の部分)があり、蜜を吸うためにやってくる昆虫をうまく誘導する構造になっています。
ホトケノザの蜜の味がどんなものか実際に味わってみましょう。ホトケノザの花をそっと引っぱると簡単に花がはずれます。花は筒状になっていますから、ついていた基の部分を舌先でなめたり吸ったりしてみましょう。ホトケノザの花には甘い蜜があることがわかるでしょう。細い茎についた小さな花では蜜の甘さがわかりにくいので、しっかりした茎についた大きめの花を選んで試してみましょう。
ホトケノザというと、春の七草を思い浮かべるでしょう。春の七草のホトケノザは、実はコオニタビラコというキク科の植物です。コオニタビラコは花が咲く前の全草を食べます。けれども、ホトケノザは花の蜜は甘いのですが、葉や茎は食用にはなりません。もっとも、アメリカでは春の若芽は美味しいと解説した植物図鑑もあるそうです。
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原体験 | 環境 | 感性 | 673 | 春
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野原; |
やさしい
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少ない
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