ミカンの皮,ロウソク,ユーティティライター(チャッカマン)
・ミカンの皮の汁の性質を調べる。
・ミカンの皮を折りつぶして,汁をロウソクの炎に飛ばす。
・ミカンの汁に燃える物質が含まれていることがわかる。
ミカンを食べた後,子ども達がよくするいたずらは,皮を折りつぶしたときに飛び出す汁を,友達に向けて飛ばす目つぶしです。汁が入ると,目にしみて涙が出てきます。それを見て笑い転げるのですから,罪の無いいたずらとは言えません。角膜が損傷されている可能性があるので,十分に水洗いする必要があります。
この目にしみる物質は,皮をむいたときに手につくヌルヌルした汁に含まれている,リモネンという油成分です。オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類にも含まれています。柑橘類の表皮には油胞(ゆほう)と呼ばれる細胞があって、押しつぶすとリモネンが勢いよく飛び出します。香りの元の成分でもあるので,柑橘類特有の香りがします。
引火点が48℃で,ロウソクなどの炎の熱で瞬間的に燃えるので,パチパチはじける花火のように見えます。部屋を暗くするとより美しく光り輝きます。
関連実験(あわせて、こちらもどうぞ)
ミカンネットでミカンを割ろう
リモネンで風船を割ろう
化学 | 化学反応 | 因果関係 | 662 | 春夏秋冬
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室内; |
普通
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少ない
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