犬などの4本足の動物,ビデオカメラなど
・4本足の動物の歩き方を観察する。
・動物が歩いたり、走ったりしている様子を観察する。
・速さによって歩き方がちがうことがわかる。
犬が歩くとき、4本の足をどのように動かすか知っていますか?身近にいる犬の歩く様子を観察してみましょう。
人間は左右の足を交互に前に出して歩いたり走ったりしますが、犬など足が4本ある動物の歩き方は複雑で、速さによって足の動かし方がちがいます(4種類のパターンがあります)。犬の足の動きは早いので、すべてのパターンを観察するのは人間の目では少し難しいです。ゆっくり歩いているときの足の動かし方を観察して下さい。また、カメラやビデオに撮影して他のパターンも確かめてみましょう。さらに、動物園などで他の4本足の動物の歩き方を比べてみるのもおもしろいでしょう。
*人間と4本足で歩く動物の足の骨の構造はほぼ同じですが、立っているときの姿勢がちがいます。人間はかかとが地面についていますが、4本足の動物はかかとが地面についていません。4本足の動物は指先で立っているようなものです。人間と比べると動きがすばやいのは、そのためだと言われています。
★4種類のパターンを歩く速度の遅い順から解説
1,左前足→右後ろ足→右前足→左後ろ足(左右逆のことも)の順番で4本の足をバラバラに動かします。
2,側対歩と言われる歩き方で、左の前後の足2本をほぼ同時に前に出し、次に右の前後の足2本を同時に前に出します。つかれたときなどに見せるぎこちない歩き方で、犬がこの歩き方をすることはあまり多くありません。馬車をひく馬やキリンなどは側体歩で歩きます。
3,リズミカルな小走りをするときは、左前足と右後ろ足、右前足と左後ろ足…というふうに対角線上の2本の足を同時に前に出します。
4,速い走り方で、左前足→右前足→右後ろ足→左後ろ足の順番で前に出します。
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生物 | 動物 | 因果関係 | 651 | 春夏秋冬
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