テングサ
・海岸で打ち上げられたテングサを拾う。
・打ち上げられたテングサの種類や色の違いに気づく。
・ところてんに適するテングサを知ることができる。
ところてんの原料になるテングサを海岸で拾ってみましょう。市販品と同じものを海岸で拾うことができます。
テングサは、寒天の原料などにされる海藻のことですが、正式には紅藻類テングサ目テングサ科に属する海藻の総称です。マクサ、ヒラクサ、オバクサを始めいくつかの種類があります。テングサは海面から約3 20mの深さのところに生えていますが、生えているときのテングサは紅い色をしています。お店で売られている乾燥テングサは薄い茶色かベージュです。生のテングサを洗って天日で干すことを繰り返すうちに色が抜けてしまうのです。
海岸には、海中のテングサが波に洗われてちぎれたものが打ち上げられます。打ち上げられて天日で干され、また海水に洗われては天日で干されを繰り返し、色の抜けたベージュのテングサに変わります。打ち上げられて間もない紅い色のもの、あせた紅色とベージュの混じったものも見つかりますが、ところてんの材料にはベージュのテングサが適しています。ベージュ色のテングサを選んで持ち帰り、水道水で洗って乾かすか、冷凍保存しておきましょう。好きなときにところてんを作ることができます。
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原体験 | 植物 | 感性 | 630 | 春夏秋冬
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海; |
やさしい
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少ない
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