・イナゴ ・イナゴ袋 ・油 ・キッチンペーパー ・塩 ・砂糖醤油
・イナゴを採取し、食べる。
・イナゴを食用油で素揚げにし、味つけをする。
・エビに似た味を、食することができる。
イナゴは山際の草地や田んぼに多く見られ、イネ科の葉を食べて育つことから稲の害虫とされるとともに、古くから貴重なタンパク源として扱われ、多くの地域で食用とされてきました。
栄養価が高く5〜6匹で卵1個分に相当し、食感と味がエビに似ていることからオカエビと呼ぶ地域もあります。その歴史は古く、平安時代にすでにその記録が残っています。江戸時代には、貝原益軒の「大和本草」や寺島良安の「和漢三才図絵」などにも子供がおやつにイナゴを食べていた記載があります。現代でも長野県や東北地方へ行くと、観光土産としてイナゴの佃煮が店に並んでいます。
イナゴの形態的特徴は、左右の前肢の付け根の間に下方に伸びる円錐形の突起があることです。この突起を通称「のどちんこ」などと呼び、これがないバッタと区別できます。水田に生息する主なイナゴにはコバネイナゴとハネナガイナゴの2種類があります。戦前までは両者が拮抗する勢力を誇っていましたが、農薬によって一時衰退したあと最近各地で増え始めていますが、ほとんどがコバネイナゴだそうです。
このイナゴを採集して、食べてみましょう。
1:イナゴを採集する。
2:1日飼育して糞を出す(そのままでもよい)。
3:イナゴを袋に入れて熱湯につける。
4:キッチンペーパーで水切りをして、翅とけい節(後ろ足のモモより下の硬い部分)を切除する。
5:食用油で素揚げにする。(よく揚げた方が食べやすい)または,乾煎りにする。
6:塩をまぶしたり,砂糖醤油につけたりして食べる。
※イナゴに限らず、油で揚げて赤くなるもの(ササキリの仲間など)はおいしく食べられます。
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原体験 | 五官 | 感性 | 627 | 秋
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野原;![]() |
やさしい
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少ない
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