鉄球(6mmベアリング球)5個,ネオジム磁石(小型),コード隠し用モール(細手のもの),スチロールボード(台座に使用),超強力両面テープ,キャッチ用の磁石
・ネオジム磁石の強い磁力と運動量保存則を知る。
・ループさせたモールをセットする。スタート台にネオジム磁石を置き,鉄球を4つ繋げる。鉄球を1個ネオジム磁石に向けて転がす。
・つながった鉄球から1個が発射され,ループを回る。
ガウス加速器ミニを発展させ,1回転するループを作ったものです。モールは朝日電気のABSモールが柔らかく,ループにしやすいです。1mのモールをできるだけ小さくきつく巻いて結束バンドで留めます。そのまま熱湯に30秒つけて形状記憶させます。そのモールを3等分して超強力両面テープで台座に貼り付けます。モールのかぶせを利用してスタート台を作り,ループの終点にキャッチ用(鉄球がどこかに行ってしまわないように)の磁石を置きます。
スタート台にネオジム磁石1個,鉄球4個をつなげて置きます。このとき,磁石がスタートの向き(ループと反対の向き)になるようにします。スタート台からゆっくりと1個の鉄球を転がすと,ネオジム磁石の強い磁力に引かれて,大きな速度で衝突します。運動量保存則に則って,いちばん端の鉄球が1個だけ衝突直前の速度でスタートします。大変大きな速度なのでループを1回転してキャッチ用の磁石に吸い寄せられるようにゴールします。初速はとてもゆっくりだったのに,1回転するくらいの大きな速度が得られ,誰もが驚きます。接着の場所を間違わなければ幼稚園の子でも製作と実験が楽しめます。
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