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ふれあい水槽

  • ふれあい水槽
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材料

カッターナイフ バット 雑巾 大きめの水槽 炭酸飲料のペットボトル 油性ペン 定規 中に入れたいもの(金魚や水草)

内容

・穴があいているのに水がこぼれない不思議な水槽を作る。
・エサを入れると中の魚が食べにきます。
・慣れてくると魚にタッチすることだってできる。

詳細

作り方
・ペットボトルの横に油性ペンで地面と水平な線を引く。
・線にそってカッターナイフで切り込みを入れる。切り口はギザギザにならないようにする。
・切り口の上部を指で押してへこませる。へこみが戻らないように強くかたをつけておく。
・ペットボトルの切り口から水草やビー玉などの飾りを入れる。
・ペットボトルを水槽に入れて空気を追い出し,キャップをしめて水 槽の中から慎重に取り出す。
遊び方
・中に金魚を入れると面白い。切り口からえさを入れてみよう。
原理
・ペットボトルの横に大きな穴があいているのに水がこぼれないのは2つの力がはたらいているからです。
・まず1つ目は表面張力のはたらきです。水の表面に並んだ分子(とっても小さな粒)はお互いに引っ張りあっていて,小さくまとま る性質があります。この力で水面が膜を張ったようになります。
・もう1つは大気圧の力です。私たちの頭の上には約1万m以上もの空気が積み重なっていて,その空気の重さがいつも私たちの体を押しています。その押す力の大きさは50円切手1枚の広さに対し約5kgにもなります。ペットボトルの中には水が満たされていますが,もし水が外にこぼれるとペットボトルの中に水も空気もない空間(真空)ができることになります。真空は外の大気圧に比べてとても押す力が弱いので,大気圧に押し戻されて水は外に出ることができないというわけです。
・表面張力と大気圧,この2つのはたらきでふれあい水槽の水は外に出てこないのです。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) ロートで大気圧の実験をしよう フラスコで大気圧の実験をしよう ペットボトルを大気圧でつぶそう ドラム缶つぶし ペットボトルを大気圧でつぶそう ゴム板式空き缶つぶしをしよう ゴムピタ君で持ち上げよう 一斗缶つぶしをしよう コップで大気圧のすごさを感じよう

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
生物 動物 遊び心 578 春夏秋冬
春夏秋冬
室内;
室内
やさしい
少ない
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