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水でのびる ひる石

  • 水でのびる ひる石
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材料

ひる石(福島県産が良)

内容

・ひる石の特徴を知る。
・ひる石を加熱をすると、蛇花火やヒルのように伸びる。
・層間の水(水蒸気)の力によるもので,分子のイメージと力を感じることができる。

詳細

ひる石
・金属皿の上で加熱します。
・すぐにびよ んと伸びます。
セールスポイント
・ひる石は,雲母が風化したものの仲間です。薄っぺらい層が集まってできている粘土鉱物です。
・固いと思っていた石が伸びるのを見るのは新鮮な驚きがあります。
・ひる石が伸びるのは,層間水が水蒸気に状態変化するときの体積変化が原因です。
・水蒸気が動き回る事で層が伸びるので,分子運動の力を感じる事ができます。
・最近ではひる石にラドンが含まれていることがわかり,温泉に入れる材料にもなっています。
・ひる石を高温(700℃以上)で加熱して加工したものは,バーミキュライトといい,園芸用の保湿土として有名です。(層の間に水分をためるわけです)
・ちなみにバーミキュライトは,焼いた後の形状がミミズに似ていることからvermiculus (蠕虫) からきています。
※ひる石が手に入らないときは,バーミキュライトを加熱してみてください。ひる石のままだったものが伸びてきます。それを見るのも楽しいものです。
※普通の雲母でも,層の厚いものは加熱すると伸びやすいです。一度試してみてください。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) 砂を見よう テレビ石で遊ぼう 赤玉土で火山灰の観察をしよう

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
地学 環境 遊び心 572 春夏秋冬
春夏秋冬
室内;
室内
やさしい
少し危険
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