鳥の羽
・風切羽、尾羽、雨覆羽の違いを見つける。
・体の部位や役割により羽に違いがあることが分かる。
・体の各部の羽の働きが分かる。
あなたの拾ったその羽は、鳥の体のどこについていたものだろうか。
右側についていたものか、左側についていたものかは,ある程度簡単に判断がつきます。羽の羽軸を境に左右どちらかが広く、どちらかが狭くなっていませんか。左の幅が広ければ、体の左側、右の幅が広ければ体の右側についていたに違いありません。では,羽軸を中心に左右対称になっている羽は,どうでしょう。
それは,尾羽かもしれません。
1:尾羽
尾羽は,その名の通り,尾に生えているしっぽ羽です。尾羽はまっすぐの物が多く、羽軸は丈夫でしっかりしています。尾羽の役割は、方向舵とか飛行機で言うと尾翼だと思われます。飛んでいる時,風を後ろに流して体を安定させたり,着地の際に尾羽を立ててブレーキをかけたりしています。尾羽を紙飛行機のように飛ばしてみると,他の羽よりもすっと真っ直ぐに飛んでいきます。
2:風切羽
「翼」という時には,この羽を指す事が多いのではないでしょうか。
飛翔に使われる羽で,人で言うと腕の部分についている羽です。
羽軸を境に左右どちらかに偏っているものが多い(特に初列風切羽で顕著)。飛翔に使われますから羽軸は風に負けないよう堅くがっしりしています。この羽は高いところから落とすと,くるくると回りながら落ちていきます。風切羽の枚数は同種の鳥では同じ枚数です。
3:雨覆羽
雨覆羽は,雨から身を守る羽,翼をたたんだ時に上に来る羽のことです。雨覆羽は風切羽と違って形が丸く,短く、羽軸がやわらくしなる他,羽軸が「くの字」に曲がっていたりするものもあります。飛ぶことにはあまり関係しないので,高いところから落としても投げても,ふらふらと落ちるだけです。
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