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・ツバメの巣の秘密を探る。
・軒下などで、ツバメの巣を探す。
・ツバメの巣の秘密が分かる。
身近な野鳥,ツバメ。温かくなると渡ってくるツバメは,田の益鳥として昔から大事にされてきました。日本で繁殖しているツバメの仲間は5種類。その中でも,身近な3種類のツバメを探してみよう。
A 種類
1:ツバメ
人家や商店街など人の生活圏近くで巣を作り,子育てをするので一番なじみの深いツバメ。のどは赤く,茶碗型の巣を作ります。オスメスの見分けポイントは,尾羽。よく見ると,尾はオスの方がメスより長いのです。ツバメの世界では,尾の長いオスの方がメスにはより魅力的に見えるらしく,尾の長いオスはもてます。巣の中で雛は順繰りに餌を貰いますが,どの雛に餌をやったか,親ツバメはどのよう
に見分けるのでしょう。
一説によると,親は真ん中にいる雛に餌を与えるそうです。餌を貰った雛はフンがしたくなります。巣を汚さないために,フンは巣の外へおしりを出してしなければなりません。真ん中で餌を貰っていた雛は他の雛をかき分けて外側へ回り,また新たな雛が真ん中にくるので,親はその雛に餌をやり・・・,これがローテーションのようにくるくる回りながら行なわれるので複数の雛がいても,ほぼまんべんなく餌が行き渡るというわけです。
2:イワツバメ
ツバメより少し小さな体,のどが赤くないので見分けられます。巣は,ボールを半分にしたような形で,入り口が横につき,入り口の穴から出入りします。昔はその名の通り,崖などに営巣することが多かったようですが最近,人里近くでも見られるようになり,橋げたに巣を作ることが多いようです。たいてい集団で営巣します。前年度に利用していた古巣をリニューアルして,使うことも多いようです。
3:コシアカツバメ
その名の通り,上から見ると腰の部分が赤いツバメです。ツバメよりも少し大きな体をしています。巣はトックリ型を半分に切った形で,イワツバメのものより大型で縦に長いです。イワツバメと同じように,横穴から入ります。この形だと敵に襲われにくいのか,よくスズメがコシアカツバメの古巣を利用して子育てをしています。(スズメが利用している時は,入り口から草がたれさがっていたりします)
学校などの大きな建物に巣を作ることが多いようです。西日本では集団で営巣することが多いですが,東日本では単独で営巣することが多いといわれています。
B 巣の作り方
まず,壁に泥をつけ,足場にする。
天井近くの場所を横へ横へとつけていき,最適な場所を探すことが多い。それから,泥と唾液を混ぜてかたまりを作ります。泥と雑草の繊維から泥団子を作って巣に重ねていき,最後に枯れ葉・羽毛を内部に敷いて完成させます。
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