偏光板、フィルムケース、竹串、はさみ、ドリル、油性ペン
・偏光板の性質を利用して黒い壁に見える境界を作る。
・直交する偏光板を2枚用い、隣に貼り合わせる。
・穴から竹串などを通して壁を突き抜けさせます。
巨大なブラックウォールを作っている科学館もありますが,偏光板の値段が高いのでここでは50円程度でできるブラックウォールを紹介します。
フィルムケースの中央に幅2cm程度の隙間をカッターかハサミで切り抜きます。ちょうどかまぼこ型に切り取ることができればOKです。次に幅2cm,長さ10cm程度の偏光板を2枚用意します。この2枚は偏光面が直角になっていないといけません。偏光板は10cm角のものが140円で売られています。これを最低2枚は用意しておき,直交するようにして同じ形に切ります。2枚を重ねると真っ黒になればいい訳です。かまぼこ型に開いた空間から2枚の偏光板の境が見えれば,そこに黒い壁が出現するはずです。偏光板の固定はケースの中に入れてクルッと巻けば,バネのようにして止まります。安定が悪ければセロハンテープで留めると良いでしょう。
実はここまでにフィルムケースのふたと,底に竹串が通るくらいの穴を開けておきます。フィルムケースはけっこう硬いので,ドリルがあると開けやすいです。ここまでは指導者側が行っておいて子どもたちにさせると良いでしょう。
かまぼこ型の空間は多少ずれても偏光板の幅(2cm+2cm)までなら大丈夫です。小さい子でハサミやカッターが使えそうになければあらかじめ切っておくのも手です。
できたブラックウォールで「ここに黒い壁があります」と講釈をして竹串を通すと子どもたちも満足することでしょう。
2枚の偏光板を最初に渡し,これを重ねたり回転させて見えたり見えなかったりする不思議を体験させて製作に移っていくとかなり時間もとれますし,ただの工作ではなく,実験材料を用いた科学工作なんだという意識を持つことができるでしょう。
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