アベマキ,クヌギ,コナラ,ウバメガシなどのドングリ
・どんぐり虫を食べる。 ・フライパンなどで炒って食べる。 ・一見気持ち悪いドングリ虫も,食べてみるとおいしい。
見た目は気持ち悪くても案外おいしいという食べ物は,たくさんあります。
ドングリの中で成長するゾウムシの幼虫(シギゾウムシ・ヒゲナガゾウムシなど)を,ドングリ虫といいます。約70%のドングリから,この虫が出てきたという報告もあります。ドングリの種類によって,幼虫の形が細長かったりポッテリしていたりします。ドングリを採ってきたら,トレーなどに入れて保存しておきます。幼虫が,外皮に穴を開けて出てくるのを待ちましょう。
ドングリ虫をフライパンなどで炒って食べると,香ばしくて,おいしいものです。特にアベマキなどで採れる幼虫を炒ると,ミニミニカールのようになります。
ドングリのような炭水化物は,分解すると糖になるので,甘みがでます。タンパク質は,分解するとグルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸になるので,うまみがでます。ドングリ虫は高タンパクなので,うまみが多いのです。山の生活では,かつては貴重なタンパク源でした。
怪しい物を食べながらドングリの種類や生態の話をすると印象に残り,生き物への興味がさらに深まることでしょう。
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生物 | 生態,動物,植物,五官 | 感性 | 42 | 秋
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室内;山; |
難しい
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少し危険
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