木,木の棒,ひも
・ぶちゴマを作る。
・小さな丸太を削ってコマにする。木の棒にひもを巻きつけてコマを回し,さらにコマをたたいて(ぶって)回す。
・力を加え続けることによって,コマが回り続ける。
コマ(独楽)は,古くは「こまつぶり」「つむぐり」とよばれていました。また,高麗(こま)から伝来したので,このようによばれるようになったともいわれています。
コマの歴史をたどると,古代ギリシャ・ローマ時代にまでさかのぼります。古代エジプトの木や石で作った手回しコマが,最古のコマだとされています。
日本にも,奈良時代から「つむぐり」という木の実のコマがありました。平安末期から庶民の間にもひろがりましたが,盛んに遊ばれるようになったのは,江戸時代からです。全国各地に,様々な特色のあるコマが受け継がれています。
コマは心棒があってそれをつまんで回したり,糸を巻きつけて引っ張ることによって回転力を与えて回すものが一般的です。そういう意味では,ぶちゴマは,変わり種だといえるでしょう。
最初は,両手でもって回します。回り始めたら,ひもでぶつことによって強い回転力を与えます。回転が弱くなってきたら,また,ひもでぶつということを繰り返します。ぶったときに,一瞬ひもがコマにからみつき,ふりほどくような結果になります。つまり,普通のコマのように,ひもを巻いて回すのと同じことになるのです。
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