当初のローマ暦では、季節のズレが生じる不都合があり、さまざまな調整が必要でした。そういう時に、ユリウス・シーザーがエジプトに遠征し、面倒な調整の要らないエジプト暦を持ち帰りました。
それがユリウス暦です。ユリウス暦はMercedoniusを廃止し、１年を12ヶ月にして、日数を365日にするために、IanuariusとDecemberを31日、Februariusを29日に変えました。さらに、４年に１度の閏年を置き、その１日を年末であるFebruariusに足して、その年だけはFebruarius を30日としました。また、年の初めを自分の名にちなみIanuariusとしました。つまり、１月Ianuarius、２月 Februarius（４年に一度30日）３月 Martius、４月 Aprilis、５月Maius、６月 Iunius、７月Iulius、８月Sextilis、９月 Septmber、10月 October、11月 November、12月 Decemberと決めました。結局、ローマ歴の８月の前に２か月が挿入されたために、10月がOctoberとなってしまったのです。
