ドラム缶つぶし

　大気圧は，地球の表面を覆っている空気の重さによる圧力のことで，１平方センチメートルあたり１キログラムにもなります。水中で水の圧力(水圧)がかかることは，プールなどで体感できますが，気圧は，普段意識することがありません。しかし，実際はものすごい力がかかっていることを，実験で確かめましょう。
　ドラム缶に２リットルほどの水を入れ加熱します。口から湯気が出てきたら火を消してフタをします。ホースで水をかけ続けると，しばらくしてから大きな音と共につぶれていきます。
＊このような「缶つぶし」は，アルミ缶・灯油缶・ドラム缶と大型になるほど迫力がありますが，危険度も高まります。
＊揮発性の薬品が入っていたドラム缶は，爆発の危険があるので，十分洗浄してから使用します。
■必ず火を止めてからふたをしないと，爆発の危険があります。
■ドラム缶は，突然つぶれます。完全に冷えるまで近寄らないこと。また，冷えてからもさらにつぶれることがあります。十分に経験のある指導者のもとで行って下さい。 関連実験（あわせて、こちらもどうぞ） ロートで大気圧の実験をしよう フラスコで大気圧の実験をしよう アルミ缶つぶし ペットボトルを大気圧でつぶそう ふれあい水槽 ゴム板式空き缶つぶしをしよう ゴムピタ君で持ち上げよう 一斗缶つぶしをしよう コップで大気圧のすごさを感じよう ペットボトルの安全対策