人を惹きつける水晶玉。幼少のころ、丸い透き通った水晶玉が欲しくてたまりませんでした。けれども、店頭の商品が水晶玉かガラス玉かは、専門家でもなかなか区別が付きません。さらに、最近では水晶が人工的に作られるようになり、ちまたで安価な水晶玉として売られている物はほとんどが溶融水晶といい、人工的に結晶成長させて作ったものです。それでもガラスより水晶が欲しいなあと思うなら、以下の見分け方をマスターしてぜひ水晶玉を手に入れましょう。
・見分け方１
水晶はガラスの８倍の熱伝導率です。両者とも触った瞬間は手に密着して冷たく感じますが、握り続けていると水晶の方が早く温かくなります。同じ大きさの２つの玉を比較すれば正しく判定できます。１個しかない場合は残念ながらあまり役に立ちません。
・見分け方２
水晶は結晶質、ガラスは非晶質です。非晶質のガラスは２枚の偏光板を通しても、ぼやっと暗いままです。水晶は偏光板２枚に挟んでいろいろな角度に回していき、ちょうどよい角度になると、とても美しい虹色の干渉色が表れます。 og
