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台風の置き土産 川面の「逆さ水カーテン」を突撃取材!

  • 台風の置き土産 川面の「逆さ水カーテン」を突撃取材!

材料

撮影機材(スマホ)

内容

・大堰で見られた「水の逆さカーテン」の正体を探る。
・近寄って様子を観察する。
・台風の強風が,ちょうど川下から強く吹きあげ,落ちる水を吹き戻していたことが分かる。

詳細

車で橋を渡っているとき,ふと不思議な光景が目に入りました。台風9号の余波で,かなり強い風,風速15mぐらいが吹き付けています。 雨は降っていなくて風だけなんですが,遠くに見える加古川大堰の方に,何やら白いものが,カーテンのようにもベールのように見えます。 大堰の左右で,何やら白いものが飛び上がっています。波立っているわけではないのですが,何やら白いものが・・・ その正体を探るべく,大堰の方へ向かいました。 Windy.comで台風9号と風向・風速を見てみました。大堰の辺りでは,ちょうど川の下流から,風が強く吹き付けていることが分かります。 強風が吹き付けています。 大堰に歩いて向かいましたが,風がかなり強くて歩くのが大変でした。 まず,大堰を下流から見てみると,流れて落ちた水が,強風で反対側に吹き戻されています。白い霧のベールのような面白い現象です。雨が降っていたら,まぎれて見えなかったでしょうね。面白いです!吹き戻されています!すごい! 反対の川上側から見ると,これもまたダイナミックです。逆風による散水現象。落ちている水が吹き戻されています。ちょっと飛ばされそうな,かなり強い風が吹いています。お〜おっとっと。ちょっと勘弁してくださいというような強い風です。その分,高く高く水のベールが吹き上がります。素晴らしい光景です。見応えがあります。見事です!いつまでもみていられます。水のベールが綺麗と感じるのは私だけでしょうか。 綺麗な青空のもとで見れたら美しいでしょうね。台風の余波です。雨が降っていないので,こんな面白い現象に巡り合いました。 そろそろ,この辺りで切り上げます。現場からは以上です。 風が収まってきた1時間後,再び大堰を訪れました。当然のことながら,水のベール,水のカーテンは,もうほとんど見えていません。 「台風の置き土産」と言ったところでしょうか。良いものを見せてもらいました。

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
地学 大気と水 探究心 930 夏秋
夏秋
川;
川
難しい
危険
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