静電気で天使？の輪を浮かべよう

　天使の輪といっても，もちろん偽物で，材料はレジ袋（ポリエチレン製）です。幅３㎝ぐらいにハサミかカッターで切って輪っかを作ります。この輪を静電気パワーで浮かべることができます。しかも，自動的に丸く広がるのも不思議でおもしろい現象です。

　ゴム風船をウールのフェルトでこすってマイナス帯電させておきます。切り出した輪を机の上で伸ばし，ウールのフェルトでこすります。ピッタリと机に張り付けば，十分にマイナス帯電しています。真ん中あたりをつまんで投げ上げると，反発し合って丸く広がります。これは輪全体がマイナス帯電しているためで，静電気クラゲの足が大きく広がるのと同じです。すかさず帯電した風船を下から近づけると，輪を安定して浮かばせることができます。風船を動かして，自由自在に空中浮遊させてみましょう。

　45Lのゴミ袋（ポリエチレン製・高密度タイプ）で大きな輪を切り出します。風船でも浮かせることはできますが，メガホン（ポリエチレン製）で浮かせると意外性があって喜ばれます。メガホンも，ウールのフェルトでこすってマイナス帯電させておきます。丸く輪を広げさせたり，手にくっつかないようにするために，長い柄のついた100円ショップの万能ハンドが便利です。

　２つ，３つと天使の輪を同時に浮かべ，コントロールして近づけ合ってみましょう。くっつくでしょうか，それとも・・・どんな動きをするか予想してから実験してみてください。最後にうまく頭に着陸させることができると、良いことがあるかもしれませんね。 関連実験（あわせて、こちらもどうぞ） 静電気クラゲ お手軽・静電気クラゲで遊ぼう