ウグイス笛を作ろう

　ウグイス笛は日本に昔から伝わるもので，かん高い音と共にウグイスの「ホーホケキョ」を模して吹く楽しみがあります。

　作り方は，直径が１.５?２cmぐらいの白竹の筒を６cmぐらいの長さに切り，側面の一部をナイフなどで削って平らにします。平らにした部分の中心に直径６mmぐらいの穴をあけます。ドリルを使うときれいな穴があけられます。
　直径が１cmぐらいの女竹の筒を６cmぐらいの長さに切り，片方の口を斜めに切り落とします。斜めに切った先端を少しカットしておきます。口を初めに作った筒の穴の辺りにつけ，吹いてみてきれいで大きな音が出る位置に接着剤で固定すると完成です。接着位置の調整がポイントです。白竹や女竹はホームセンターで購入できる支柱用のものを使うと，カビが生えたりしないので長く遊ぶことができます。

　よく観察すると，リコーダーと同じ原理であることに気がつくでしょう。前の穴を中指で，後ろの穴を親指でふさいで吹くと「ホ?ホ」，両指をはなして「ケ」，またふさいで「キョ」。うまく鳴けるよう練習してください。中指を少しずつずらして「ド・レ・ミ・ファ」，親指を少しずつずらして「ソ・ラ・シ・ド」というように音階を変えることができます。簡単な曲なら演奏することができるでしょう。また，大きな竹で作ってみたり，リコーダーと同じように穴をあけてみたりしてみましょう。

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