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リングキャッチャーをマスターしよう

  • リングキャッチャーをマスターしよう

材料

リング(てつまる)かカードリング,チェーン(名札=チェーン付き)か中太毛糸・約90cm,サビ止め油,ティッシュ,チャック袋

内容

リングキャッチャーをマスターしよう

詳細

 リングキャッチャーは,金属製のリングとチェーンを用いた玩具の商品名です。落下させたリングを下に落とすことなく,途中でキャッチして遊ぶ玩具です。原理がわからないと百発百中というわけにはいきません。それだけに,たまたま成功したときの喜びで,子どもたちは一気に虜になってしまいます。  まず,リングにチェーンを通します。次に,チェーンの上部を人差し指と小指にかけます。そして,リングを親指と中指でつまみます。影絵でキツネを作るときのような指の形です(動画参照)。失敗したときのために,反対の手を下で受けるようにして準備完了です。  このままリングをパッとはなすと,ほとんどの場合,リングはストンと下の手の上に落ちるだけです。当たり前ですね。まず,これを見せた上で,改めてリングをキャッチする様子を見せるのが効果的です。  その後で実際にやらせてみると,何人かは上手くキャッチできて大喜びすることでしょう。ただ,これは偶然できただけなので,2回目も成功するとはかぎりません。  実は,成功か失敗かは指をはなした瞬間に決まるのです。親指と中指とを同時にはなせば,まっすぐにストンと下に落ちます。けれども,親指と中指をはなすタイミングがずれる(どちらかがおくれる)と・・・リングは,落ちながら回転することになります。そしてチェーンを巻きこむので,まるで結んだようになりキャッチできるのです。必要な回転は,1/4回転です。回転しすぎるとかえって外れてしまいます。  鉄製のチェーンならよじれることはありませんが,毛糸で遊ぶ場合は,落とす前に糸のよじれを直しておく必要があります。  カードリングと毛糸を使えば,手応えは鉄製チェーンに及びませんが,いろんな発展技が楽しめます。リングの数や大きさなどを変えてオリジナル技を開発してください。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) リングキャッチャーの本当の仕組みを探ろう ダイス・スタッキングに挑戦しよう

基本情報

分野 分野2 育てたいもの 管理番号 季節 場所 難易度 危険度
物理 運動 原理法則の理解 614 春夏秋冬
春夏秋冬
室内;
室内
普通
普通
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